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2019年度 理事長所信

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高桑理事長

 

 

2019年度スローガン

   「Enjoy!」

 

 

 

 

 

理事長所信

【はじめに ~Life is Beautiful~】
22歳の時、自分の世界を広げたい、という思いを胸に渡米しました。ロサンゼルス空港に降り立
った時の抜けるような空の青さは、今でも忘れることができません。アメリカには10年間滞在しまし
たが、底抜けに明るい自由の空気に感化されながら、本当に多くのことを学び、経験することがで
きました。国外に出たことで、日本に住んでいる時には感じることが出来無かった母国の素晴らしさ
を改めて実感し、その反面、日本が抱える課題や疑問がこれまで以上に感じられるようになったこ
とは人生において大変有意義な経験となりました。もちろん、アメリカでの生活は楽しいことばかり
ではありませんでした。アジア人という理由だけで差別を受けたこともありますし、言葉が通じず相
手にされないことも多々ありました。それでも周囲を見渡せば、職業、人種、言語、文化、宗教など
のバックグラウンドに違いはあれど、同じ人間同士仲良くなろう、と寄り添い合える人の方が沢山い
ました。彼らは自分自身の人生を楽しんでおり、彼らの存在によって自分は救われたし、そのポジ
ティブな生き方に共感も覚えました。
そんな彼らの中でも、ひときわ印象深く、忘れられない友人がいます。彼は、よく笑い、よく歌い、
よく働き、よく食べ、よく飲む人間で、いつも明るく振舞っていました。もちろん彼にも辛いことや大
変なこともあったでしょう。しかし彼は、常に人生を楽しもうと努力していました。その明るくポジティ
ブなパワーが周りの人間をハッピーにしてくれていたのです。
私の思い描く「明るい豊かな社会」とは、生きるパワーが溢れる社会です。1人の人間が発火点と
なって周囲にパワーが伝播する。それこそがまちづくりの原点です。まず我々一人ひとりが人生を
楽しみ、まちづくり活動へ情熱を注ぎ、そのパワーが家族、友人、地域へと広がっていくことが、「明
るい豊かな社会」の実現への第一歩となることを信じて活動を行ってまいります。

【歴史への感謝と志のリレー】
1959年9月に設立された豊川青年会議所は、本年設立60周年を迎えます。人間で言えば還
暦を迎える年齢であり、大きな節目の年となります。情熱に満ちた青年たちがこれまでに紡いでき
た「志」という名の縦糸は、長い年月を経て多くの「友情」という横糸と交わり、2019年現在、ここ豊
川の地でかくも大きな旗をたなびかせています。この旗を受け継ぎ、掲げ、次代へと引き継いでい
くことが豊川青年会議所の大きな使命の1つです。

イギリスの歴史学者・アーノルド=トインビーは、世界史の中で滅亡した民族について研究し、そ
の共通点を見つけ、次のように警鐘を鳴らしています。

① 理想を失った民族は滅びる。
② 全ての価値をモノやオカネに置き換えて、心の価値を見失った民族は滅びる。
③ 自国の歴史を忘れた民族は滅びる。
トインビーは、この3項目のどれか1つでも当てはまれば、その民族は滅亡すると結論付けていま
す。これはそのままJCにもあてはまるのではないでしょうか。団体が掲げるべき理想、目に見えない
心の価値や絆、これまでの歴史に対する感謝と誇り。どれか1つでも欠けてしまったら、豊川青年
会議所の未来は危ういものになってしまうでしょう。元号が変わり、文字通り新しい時代に突入する
本年、我々がこれから先もこの地域を牽引していくために、これから先もこの地域から必要とされる
団体であるために、改めて我々の活動の意義を考え、豊川青年会議所が受け継いできた「志」を
未来へつなぐことを念頭に活動を行ってまいります。

【地域に希望を】
様々な課題を内外に抱えているとはいえ、諸外国から見れば日本は非常に恵まれた国家である
と言えます。平和で安全であり、独自の歴史や文化を有し、豊かな自然環境に恵まれていると言っ
た具合に、日本が世界に誇りうることを数え上げれば枚挙にいとまがありません。ではなぜこれほど
豊かな日本における若年層の自殺率は世界的にも高水準なのでしょう。いじめや虐待といった暗
いニュースを聞かない日がないのはなぜでしょう。凶悪な犯罪や卑劣な事件は後を絶つことがあり
ません。
多くの人が「生きづらい」世の中だと感じている理由、それは彼らが未来に「希望」を見出すこと
ができなくなっていることに他なりません。自分のことで手一杯な状況において未来に希望を抱くと
いうことは、口で言うほど簡単なことではないでしょう。然しながら、未来に希望を持てず、人生に意
義を見出せない若者が多い社会環境において、生きるパワーが溢れる社会が実現するとは到底
考えられません。希望というと大げさに聞こえるかもしれませんが、大それたことをしなければならな
いということでなく、もっとシンプルに考えれば良いと思います。何気ない日々の暮らしに感謝し、
身の回りの大切な人を心の底から笑顔にしたいと思う。希望とは、そんな穏やかな日常の中にこそ
見出すことができるものでしょう。この地域に感謝の心が広がり、笑顔の花が咲き、明るい希望が満
ち溢れる事業を行ってまいります。

【主権者教育】
一般的に主権者とは、国の在り方について最終的に判断する権限を持つ者のことを指し、年齢
に関係なく全ての国民がそれに該当します。選挙権年齢が18歳に引き下げられ、国民のさらなる
政治参画が問われる昨今、少し立ち止まって、「主権者教育とは何か?」ということを改めて考える
必要があるのではないでしょうか。最近の兆候として、真に国家や地域の将来を考えた政策を提言
する政治家よりも、短期的な耳あたりの良い政策を掲げる、いわゆるポピュリスト政治家が台頭し、
政治の舞台に上がるようになりました。彼らの政策は中長期的に国や地域の将来を考えたもので
はない場当たり的なものが多く、これが本当に地域の将来に繋がるのかと不安を覚えます。今こそ、
政策を見極める力である「政策リテラシー」を身につけ、主権者として政治の在り方に関わる困難か
ら逃げず、自らの頭で考え抜き、判断し選択する自覚と責任を兼ね備えた市民が一人でも多く増えることが必要となります。なぜならば、選挙に投票するのが国民である以上、国民のレベルより政
治のレベルが上がることはないからです。
主権者教育とは単に投票の仕方や選挙のルールを教えることだけではなく、主権を行使できる
だけの国民としての品格を身につけることから始まります。その為には、この国や住み暮らす地域
はこれまで何を大切にしてきたのか、これから何を大切にしなければならないのかということを考え
られる視点を持つことが必要です。国民による政策を見極める力である「政策リテラシー」が向上す
れば、自ずと日本の政治レベルは向上すると確信しています。

【あなたの幸せが私の幸せ】
2018年度は小学校で、本年度は中学校教育において道徳の教科化が全面実施されます。こ
れはとりもなおさず今の日本に道徳心が欠落していることへの危機感からに他なりません。残念な
がら近年においては、モノやカネに価値の主眼が置かれ、自分さえ良ければ良い、他者を蹴落と
してでも自分だけが勝てば良いという勝ち組思想が蔓延しています。今回の教科化を契機に「人
間が善く生きるための価値」について、社会全体が改めて考えなければなりません。
周囲への感謝、他者を思い遣る心、お互いさまの精神という日本の歴史が育んできた心の持ち
方。これらは全て自分ではなく他者が起点になっています。我々の歴史は、他者を思い、 周囲を
幸せにすることで自分が幸せになるという価値観を大切にしてきました。世のため人のために生き
ているからこそ、いざ自分が誰かの善意や厚意を受けた時に、恩を人一倍強く感じることができる。
周囲に思いを馳せ、周りをハッピーにすることで自身がハッピーになる、そんな”Your Happiness is
My Pleasure.”のハートを持つことの大切さを地域に伝えてまいります。

【Variety is the spice of life ~多様性は人生のスパイス~】
最近では「多様性」という意味を持つ Diversity という言葉が一般的になってきましたが、なぜ多
様性を認めることは社会にとって必要なのでしょうか。日本においては、多様性よりもむしろ同一性
や均質性に重きを置くことによって、社会が維持され、発展を遂げてきた、という歴史があります。し
かし、グローバリゼーションを核として、ヒト・モノ・カネが自由に国境を超える現代社会においては、
多様性を尊重しないことは、すなわち自身の世界を狭めることに他なりません。多様性を認め、相
手への興味と尊敬を抱きつつ、「あなたと私は違って当然」というスタンスでいることがこれからの時
代においては重要です。
ただし、何もかも認めてしまうことがOKというわけではありません。我々のDNAには、この国や
地域が大切にしてきた独自の文化や慣習が刻み込まれています。それらを大切に受け継ぎながら
も、異なる価値観を受け入れ、認め合う。そんな空気を醸成することが、これからこの地域が発展し
ていくために必要であると考えます。

【共感広報】
スピーディな情報発信と共感の広がりは、広報活動においてとりわけ重要なファクターです。膨大な量の情報が溢れる現代社会においては、効果的に情報を発信することの必要性がこれまで以
上に問われることになります。広報は発信サイドの独り善がりなものでなく、受け手にきちんとした情
報を届けることが最も重要なタスクとなります。その上で、受け手の心に触れるものでなければなり
ません。それらを怠れば、ただ情報を垂れ流すだけの結果になってしまうからです。
また、百聞は一見に如かずの言葉通り、いくらITが発達したとはいえ実体験に勝る価値基準は
ありません。ライブ感を大事にし、現場の生の声をくみ取り、広く報せることができる、そんな「ホット
な広報」を目指し、積極的な広報活動を行ってまいります。

【JCのこれから】
国内において人口減少が進む昨今、JCの会員数減少はある意味で自然な流れと言えます。
だからといって、このまま手をこまねいているわけにはいきません。我々の活動が社会にとって善い
影響をもたらすためには、1人でも多くの志を同じうする仲間が必要です。
より多くの仲間が集い運動を起こすことにより、さらに大きなパワーが社会に伝播し、地域をより
良い方向に導くことができるようになる。豊川青年会議所がこれから先も地域社会から必要とされ、
持続的発展を成し遂げて行くためには、会員数の増加は必要不可欠なファクターです。私はJCに
入会して以来、様々な場面で「JC活動の楽しさ」を感じてきました。そして「この楽しさを、より多くの
方に伝えたい、知っていただきたい」と強く思うようになりました。そんな思いが団体としての会員拡
大活動における源泉であって欲しいと望んでいます。
また、1人の青年の勇気と情熱こそがまちづくり活動の発火点ではありますが、それだけでは社
会を動かすことはできません。そこに英知が加わって初めて社会に対してインパクトを与えるアクシ
ョンを起こすことができます。英知とはただの知識のことではなく、会員同士が集い、本気でぶつか
り合い、自らの価値観を再認識し、互いに認め合い、助け合うことによって磨かれる人間としての智
慧です。会員が切磋琢磨し合える関係を築き、ともに成長して社会に還元しうる人材になることこそ、
より良いまちづくりという目的に対しての着実な一歩となります。
会員数の増強とメンバーの成長、この両輪が噛み合った時、豊川青年会議所はより魅力あふれ
る団体となることを確信しています。

【JCメンバーとして】
青年会議所は、地域の様々な課題や社会問題に対して、次世代に向けた解決方法を見出
し、仮説を立て、様々な社会実験を行うことができる団体です。そんな社会実験を行うJCメンバ
ーが小さくまとまってしまったら面白くもなんともありません。青年らしく、”Think Big、Do
BIGGER!” の心構えで物事に当たっていきましょう。

人間は与えられた場で努力を重ねれば、必ず成長します。成長すると扉が開いて、次のステー
ジへ運ばれていきます。そして、そこで一段と大きな役割を果たすと、また扉が開いて次のステー
ジへ運ばれていく。大なり小なり、その積み重ねで人間は成長していくものだと思います。JCにはそんなステージが至る所に点在しています。修練・奉仕・友情の三信条のもと、会員一人ひとりがそ
れぞれの責任を自覚し、各々の持ち場で本気になって活動するからこそ成長し、味わうことが出来
る「楽しさ」があります。1年間の活動を通じて、我々全員が自己成長を遂げ、未来へバトンを繋い
でいきましょう。Enjoy JC! Enjoy LIFE!!

【むすびに】
本年、私たち一般社団法人豊川青年会議所は、笑顔で楽しく生きることの素晴らしさを地域へ
伝播し、明るく豊かな豊川市の未来の実現に向けて、全会員がフルパワーで活動を行ってまいりま
す。

【2019年度活動方針】
1. 豊川青年会議所の60年間の歴史に感謝し、受け継いできたバトンを未来へ繋げる。
2. 社会に還元しうる情熱あるリーダーへ成長する。
3. 笑顔で楽しく生きることの素晴らしさを地域へ伝播する。
4. 主権者としての品格を身につける。
5. 生きるパワーが溢れる社会の実現のために活動する。

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