成田

副理事長 成田貴是

 

基本方針

【はじめに】

 「理事なんて2度とやるものか!!」

これは、2017年に委員長をやらせていただいた時に思っていたことです。一年間たくさんの困難に直面し、ずっと失敗することを恐れ臆病になっていました。しかし、共に活動する青年会議所メンバーのサポート、地域の方々の協力に助けられ支えていただき乗り越えることができました。これは、私の心を強くする貴重な経験になりました。この経験から、青年会議所活動では困難なことから逃げないことが大事だと思いました。

本年度、副理事長という大役を受けようと決心したのは、担当した事業で何十回も打ち合わせに協力していただいた地域の方への感謝と、度重なる自分の失敗を多くの仲間に助けてもらった感動を、次代を担うメンバーに伝えるべきだと感じたからです。

これまでの青年会議所活動での多くの経験と学びを生かし、失敗することを恐れず、まわりへの感謝の気持ちを持ち続け、明るい豊かな社会の実現のために活動してまいります。

 

【組織の基盤として】

豊川青年会議所は長きにわたり、高い志を持った多くの先輩諸兄によって磨かれてきた組織としての強固な基盤があります。

組織も木と同じで、根っこが重要です。このまわりからは目に見えない部分がしっかりしていないと木は成長しません。どんな大木でも、根っこが腐り始めると倒れてしまいます。栄養豊富な土壌に大きな根を張ることができれば、枝が広がり沢山の葉をつけることができます。

我々の活動も、これまで先輩諸兄が築き上げられた地域の方々にご理解とご協力のいただける土壌で、同じ志を持ったメンバー一人ひとりがしっかりとした根を広げ、豊川青年会議所という幹を作ることで、様々な活動により枝を広げ、成果や結果からまちの発展という沢山の葉に結びつくと思います。そのためには、多くのメンバーが活動へ参画し組織内の結束力を高めなければなりません。

総務は、豊川青年会議所の正会員が意思を示すことの出来る最高意思決定機関である総会へ、多くのメンバーに出席してもらえるような設えを行い円滑な総会運営を行うだけでなく、総務としての役割を確実に遂行し、組織の基盤がより強固なものとなるよう務めてまいります。

 

【経営力向上】

 近年めまぐるしく変化を続ける社会情勢は、技術の劇的な進歩や世の中のニーズの移り変わりに伴う競合の出現など、どのような企業でも先々安泰とは言えません。AIやロボットの普及により、「今の仕事がなくなってしまうのではないか」という不安もあります。時代の変化を読み、仕事の価値を大きなビジネスチャンスと捉えた、ユーチューバーやドローンパイロットといった新しい職業も生まれています。 そんな時代を乗り越えるためには、どのような環境へ変化しようとも柔軟に適応することが可能な、強く負けない経営のできる会社にすることが必要です。

 青年会議所メンバーの多くは青年経済人です。それぞれの会社によって業績状況や企業文化は違います。しかし、どのような会社においても安定的に成長させるためには、会社経営の基本を疎かにして成功はありません。基本があって応用が身につき、経営を見つめ直すことで既存の殻を破り、次のステージへ飛躍できるのだと考えます。

 様々な業種の揃う豊川青年会議所メンバー同士が情報の交換を行い、自社の経営状態を把握することや経営の管理体制の見直し、経営リスクの分散など、どのような状況の変化にも対応できる強い会社にしなくてはなりません。

 

【むすびに】

私の好きな料理人、道場六三郎氏の言葉に「料理は人が作る、いい料理をつくるためには、人を高めていかなければならない」とあります。これは、良い素材や技術だけではいい料理は作れない、人として中身の成長が一番重要だということです。

青年会議所活動でも同じことだと思います。メンバー一人ひとりの成長がいい組織を形成し、いい事業を展開することにつながり、明るい豊かな社会の実現へと向かっていくと考えます。

本年度、豊川青年会議所メンバーとして自分自身を高め、卒業生として、副理事長として、まわりのメンバーの成長をサポート出来るよう行動してまいります。

一年間どうぞよろしくお願い申し上げます