中村

副理事長 中村 尚人

基本方針

【はじめに】

 私は2017年に、友人の紹介により豊川青年会議所に入会しました。入会を決断した理由は、信頼する友人が入会を何度も断っていたのに、声をかけ続けてくれたことです。彼は会うたびに「絶対楽しいよ」、「必ず成長できるよ」と伝え続けてくれました。今では青年会議所活動を通して多くの仲間に出会うことができ、声をかけ続けてくれた友人に感謝しております。

感動という言葉はありますが、理動という言葉はありません。人は、理屈ではなく感情で動くことの方が多いと思います。私が入会を決断できたのも、声をかけ続けてくれた友人の気持ちや行動に、心を動かされたからです。

本年度は失敗を恐れず様々なことに挑戦し続けることで、多くの人々を感動させ、未来に輝き続けるまちを目指して活動してまいります。

【そうだ、豊川にいこう】

 サッカー少年だった私は、高校は刈谷、大学は豊田とサッカー留学をしておりました。学生のまちだけあって周辺には学生食堂が沢山あり、練習後には決まって大将の作る「満腹セット」を目当てにお店に通いました。私が常連になった理由は栄養満点のご飯は勿論ですが、一番の理由は人情味溢れる大将でした。試合で思うようなプレーができなかった時には、何気ない私の変化に気付き「なんだ、元気ねえじゃねえか!」といって一品サービスしてくださり、その心遣いに何度も助けられました。当時を振り返ると、店内は学生だけでなくサラリーマンや家族連れなどで賑わっていました。この食堂でいえば「満腹セット」のような看板メニューに、「人と人」の繋がりが組み合わさることで、多くの人を呼び込むことができるのだと思います。

今後も、豊川市が活性化し持続的な発展を続けるためには、観光客を呼び込むことが必要不可欠です。豊川稲荷を代表する歴史ある観光スポット、豊かな自然、その自然に育まれた農産物などの観光資源を最大限に活かしたブランド力を高める取り組みと、「人と人」の繋がりが組み合わさることで、オリジナリティと活気に溢れた新たな豊川ブランドが創造されます。

豊川市民が誇れる新たな財産を、より強く市外に発信することで、多くの観光客が豊川を訪れ、活気と笑顔で溢れるまちを目指して活動してまいります。

 

【新たな仲間と】

私が豊川青年会議所に入会し、現在も活動を続けていられるのは、同期という仲間の存在を語らずにいられません。入会当初はどこか余所余所しいところもあったメンバーも、顔を合わせるたびに懇親が深まっていきました。自分達で企画運営をする事業の準備が始まったころから、メンバーの雰囲気が大きく変わりました。みんなで苦労して作成した事業計画が何度もやり直しとなり、日付が変わるまでの会議を繰り返しました。同期メンバー全員で議論を重ね、開催まで駆け抜けた時間は、私たちを友人から仲間に変えました。

 人は集めるのではなく、集まるものだと思います。まずは豊川青年会議所が、日頃の活動を全力で楽しむメンバーで溢れる「集まりたい場所」として、さらに拡大していく必要があります。そして集まった同士が、一緒に苦労を乗り越えていくことで、最高の仲間が生まれます。

豊川青年会議所が、明るい豊かな社会の実現に向けて活動を続けていくには、一人でも多くの仲間を増やすことが必要不可欠になります。今後も、まちの発展に繋がる力強い活動を一緒に取り組める新たな仲間と一人でも多く出会えるように、会員拡大活動を行ってまいります。

 

【むすびに】

 「努力に限りなし」

これは高校時代、大会前に怪我をして落ち込んでいた時に恩師からいただいた言葉です。どんなに苦しい状況でも、ブレることなく目標達成に向け努力し続けることが大切です。そうすることで人は成長し続け、その姿が人の心を動かし応援される自分になると教えていただきました。

 本年度、豊川青年会議所の一員として、失敗を恐れず様々なことに挑戦し続けることで、一人でも多くの仲間と共に成長し、豊川市の明るい未来の実現を目指して活動してまいります。